部屋がうんこまみれ…大家歴10年の私が経験した最悪のトラブルと、190万円をどう乗り越えたか
はじめまして。大家のタロウです。
このブログでは、私が実際に経験してきた大家としてのリアルなトラブルや、その解決方法をお伝えしていきます。不動産投資や賃貸経営を考えている方、すでに大家をやっている方に少しでも参考になれば嬉しいです。
記念すべき第1回目は、私が経験した中で最もインパクトのあった「ある入居者トラブル」についてお話しします。
きっかけは、別の部屋の内装工事だった
その日、2階の空き室で内装工事をしていた業者さんから、突然こんな連絡が入りました。
「トイレの上の天井に、水漏れの跡があります」
正直、最初はよくある水漏れトラブルだと思っていました。ところが、業者さんに3階の部屋を確認してもらったところ、想像をはるかに超える状況が待っていました。
扉を開けたら、そこは地獄だった
3階に住んでいたのは、入居歴1年半ほどの男性でした。入居中は特に問題もなく、家賃も保証会社経由で払われていたので、まさかこんなことになっているとは思いもしませんでした。
業者さんが部屋に入ってみると…
- ダイニングのトイレ前はうんこまみれ
- トイレの中は真っ黒に汚れた状態
- 奥の部屋には布団が敷かれたまま
- 部屋全体がゴミ屋敷状態
言葉を失うとはこういうことだと思いました。
さらに、その数日後。その入居者は他人の財布を盗んだとして警察に逮捕され、そのまま連絡が取れなくなってしまいました。
原状回復の見積もりは190万円
業者に原状回復の見積もりを依頼すると、出てきた金額は190万円。
家賃4万円の部屋です。単純計算で4年分近くの家賃が吹き飛ぶ金額です。
頭が真っ白になりました。
「入居者の火災保険」では対応できなかった
多くの大家さんは、入居者に火災保険に加入させておけば安心、と思っているかもしれません。私もそう思っていました。
しかし今回は、2つの理由で入居者の火災保険が使えませんでした。
理由①:本人が連絡不通のため請求できない 火災保険の請求は、原則として契約者本人が行う必要があります。しかし入居者はすでに逮捕されており、連絡が取れない状態でした。
理由②:「故意」と判断される可能性があった 火災保険はあくまで「事故」に対応するものです。今回のような状況は故意による損害と判断されるリスクがあり、保険会社からも対応が難しいと言われました。
救ってくれたのは「オーナー側の建物保険」だった
実は私は、建物全体に対してオーナー自身が加入する火災保険に入っていました。
そしてその保険に「破損・汚損特約」がついていたことで、今回の原状回復費用をカバーすることができたのです。
これは本当に助かりました。もしこの特約がなければ、190万円を自己負担しなければならないところでした。
大家さんへのアドバイス:入居者に保険を入れさせるだけでなく、オーナー自身の建物保険に「破損・汚損特約」をつけておくことを強くおすすめします。
保証会社にも助けられた
もう一つ助かったのが、保証会社の存在です。
入居者が逮捕・連絡不通になった後、保証会社が動いてくれて、正式な手続きを経て部屋からの追い出し(明け渡し)を進めてくれました。
さらに、ゴミ屋敷状態だった室内のゴミ撤去と、少額ではありますが原状回復費用の一部も負担してくれました。
この経験から学んだこと
大家を10年やっていると、本当にいろんなことが起きます。今回の経験から私が学んだことをまとめると:
- オーナー側の建物保険に「破損・汚損特約」を必ずつけておく
- 保証会社には必ず加入してもらう
- 入居者の火災保険だけに頼らない
- 定期的な部屋の状態確認の仕組みを作っておく
どんなに普通に見える入居者でも、何が起きるかわかりません。備えあれば憂いなし、というのを身をもって経験しました。
このブログは、大家歴10年の個人的な体験をもとに書いています。法律や保険の詳細については、専門家にご相談ください。